診療科のご紹介
当科では、当院が鹿児島県における高度急性期病院である特色を生かし、関連各診療科、多職種と連携協力して口腔周辺の高度な診療を目指しています。
主な診療対象は、従来からの顎顔面外傷、口腔腫瘍、顎変形症、歯性感染症、口腔粘膜疾患、唾液腺疾患(耳下腺を除く)、顎関節疾患などです。虫歯、歯周病、入れ歯などの一般歯科治療は行っていません。
近年は時代の流れによって地域のニーズも変化していますので、これらの診療対象に加えて他に、意思の疎通がとりにくい障害をお持ちの方や、歯科恐怖症の方、訪問歯科診療で治療が難しい方などについて、紹介状をいただいて診療しています。
外来の各診療室には、クリーンパーテーション(HEPAフィルター付空気清浄機)と口腔外吸引装置を併置し、治療器具を含めた消毒は、スタンダード・プリコーションを基本とし院内感染対策を確実に行っています。
また、地域医療水準の向上のために、歯科臨床研修単独型研修施設、日本口腔外科学会認定研修施設、日本有病者歯科医療学会研修施設の認定を受け、研修歯科医、歯科衛生士学生実習も受け入れています。
当院では安心・安全な歯科医療を提供するために歯科診療に係る医療安全対策について下記の通り取り組んでいます
氏名 | プロフィール |
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部長 |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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医員 |
認定医・専門等資格
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外来看護部 |
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歯科衛生士 5名 |
当科では2名の口腔外科専門医の指導の下で、豊富な症例(診療実績参照)により外傷や炎症のほか奇形、変形、口腔がん、顎骨のう胞、口腔粘膜疾患に至るまで幅広く口腔外科疾患の診断、治療の実際を実践的に研修ができます(半年間で単純抜歯は100本以上、埋伏智歯は30本程度他)。
院内の歯科口腔外科のため、院内紹介により多くの基礎疾患をお持ちの患者さんの口腔内病変診察依頼があり、必然的に全身疾患の研修を受けていただくことになります。
日本口腔外科学会や日本有病者歯科医療学会の 認定研修施設ですので、学会発表も経験してもらい認定医、専門医、指導医の取得も可能になります。