【リハビリテーション部・リハビリテーション技術科】 KAGOSHIMA CITY HOSPITAL

リハビリテーション技術科のご紹介
リハビリテーション部
リハビリテーション部着任のご挨拶

   2022年4月1日,鹿児島市立病院リハビリテーション部部長を拝命し、着任いたしました。鹿児島大学大学院医歯学総合研究科リハビリテーション医学医局から鹿児島市立病院へ初の常勤医派遣となります。当医局開設以降、入局した研修医は当院の脳神経外科・循環器内科などで研修を積ませていただき、私もそのひとりでした。リハビリテーション科専門医を常勤医として派遣することのできない時代が長く続きましたが、このたび当医局からの派遣体制が整い、今回の赴任の運びとなりました。過去の経験を生かし、これまでも勤務していただいている当医局派遣の嘱託医の先生(週1回勤務)と力を合わせて、リハビリテーション部・リハビリテーション技術科を今後より一層発展させていきたいと考えています。

 リハビリテーション医学一筋で28年目にはなりましたが、リハビリテーション診療は各診療科医師の皆様のご尽力、リハビリテーション技術科療法士の質の高い実践力、看護部・メディカルスタッフなど院内のスタッフの協力がなければ成り立ちません。またリハビリテーション診療の要は地域連携です。コロナ禍ではありますが、地域のリハビリテーション事業・医療にも貢献できればと思います。専門医として、常勤医として、この鹿児島市立病院でなにができるか、自問自答しながら少しずつ前進できればと思います。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

リハビリテーション部部長
鶴川 俊洋
スタッフ紹介
リハビリテーション部
部長
鶴川 俊洋

・日本リハビリテーション医学会/専門医/認定臨床医/指導医/がんのリハビリテーション専門医会コアメンバー

・日本心臓リハビリテーション学会/認定医(心臓リハビリテーション指導士)/評議員/災害医療部会員/九州支部評議員

・日本がんリハビリテーション研究会/理事

・日本臨床栄養代謝学会/認定医

・日本スポーツ協会/公認スポーツドクター

・日本パラスポーツ協会/公認障がい者スポーツ医

・日本医師会/認定健康スポーツ医/認定産業医

・義肢装具等適合判定医

・日本臨床スポーツ医学会/日本循環器学会/日本医療マネジメント学会/日本義肢装具学会/会員

・鹿児島大学医学部 非常勤講師

リハビリテーション部
嘱託医
大濵 倫太郎

・鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 リハビリテーション医学 助教

・日本リハビリテーション医学会/専門医/指導医/試験委員会委員

・日本パラスポーツ協会/公認障がい者スポーツ医

・義肢装具等適合判定医

・日本高次脳機能障害学会/日本神経心理学会/日本摂食嚥下リハビリテーション学会/日本義肢装具学会/日本心臓リハビリテーション学会/日本臨床神経生理学会/会員

リハビリテーション技術科のご紹介

リハビリテーション技術科は、理学療法士(PT)16名、作業療法士(OT)8名、言語聴覚士(ST)5名が在籍し、主に入院中の患者さんへのリハビリテーションを行っています。

超急性期の入院患者を中心に早期より患者さんの回復の状況に応じて積極的なリハビリテーションを行っています。

ICUでは、早期離床・リハビリ目的のチームがあり、専任の療法士を配置しています。

また、リハビリテーション専門病院等、地域連携病院と連携を図り、患者さんの在宅への復帰に向け、継ぎ目のないリハビリテーション支援を行っています。

リハビリテーションの施設基準と対象疾患
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)

脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)、中枢神経疾患(脳腫瘍、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍など)、神経疾患(多発性神経炎、多発性硬化症、末梢神経障害(顔面神経麻痺)など)、慢性の神経筋疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症)、遺伝性運動感覚ニューロパチー、末梢神経障害、皮膚筋炎、多発性筋炎等など)高次脳機能障害(失行症、失認症、失語症、高次脳機能障害など)の患者が対象

運動器リハビリテーション料(Ⅰ)

急性の運動器疾患(上肢・下肢の骨折、脊椎圧迫骨折、筋・腱の断裂、靱帯損傷、切断、運動器の悪性腫瘍など)、慢性の運動器疾患(関節の変性疾患、関節の炎症性疾患、熱傷瘢痕による関節拘縮など)の患者が対象

呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)

肺炎、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、肺腫瘍、胸部外傷などのほか、手術前後の呼吸機能訓練を要する患者が対象

心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)

急性心筋梗塞、狭心症、開心術後、大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)、慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患などの患者が対象

廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)

急性疾患等に伴う安静(治療の有無を問わない)による廃用症候群であって、一定程度以上の基本動作能力、応用動作能力、言語聴覚能力及び日常生活能力の低下を来しているも患者が対象

がん患者リハビリテーション料

入院中の患者で、がんの治療のための手術、化学療法、放射線治療を行う予定または行われた患者、および進行がん・末期がんで在宅復帰を目指したリハビリが必要な患者が対象

リハビリテーション技術科のスタッフの紹介
理学療法士
16
作業療法士
8
言語聴覚士
5
所有資格

理学療法士
作業療法士
言語聴覚士
登録理学療法士
認定理学療法士(運動器)
認定理学療法士(呼吸)
認定理学療法士(循環)
認定理学療法士(脳卒中)
認定理学療法士(発達障害)
協会指定管理者(上級)
3学会合同呼吸療法認定士
心臓リハビリテーション指導士
心不全療養指導士
腎臓リハビリテーション指導士
がんのリハビリテーション研修
福祉住環境コーディネーター
ケアマネージャー(介護支援専門員)
臨床指導者講習会修了
医療安全管理者
認定医療メディエーターB(認定医療対話推進者)

リハビリテーションの実績(令和4年度)
年間延べ患者数
43,164
療法別延べ患者数
理学療法
22,759
作業療法
13,339
言語療法
7,048
疾患別リハビリテーションの件数
脳血管疾患等リハビリテーション
21,108
運動器リハビリテーション
5,967
呼吸器リハビリテーション
2,796
心大血管リハビリテーション
2,978
がん患者リハビリテーション
4,564
廃用症候群リハビリテーション
3,990