- 核医学(RI)検査 KAGOSHIMA CITY HOSPITAL

放射線技術部

各検査のご紹介

核医学(RI)検査

    核医学(RI)検査は、ガンマ線という放射線を放出するRI(放射線同位元素)を含んだ薬を使用した検査です。注射や経口によってRI薬品を体内に入れ、体内から放出される微量の放射線を専用の装置(ガンマカメラ)で測定して画像化したり、臓器の働きを見たりします。

    核医学(RI)検査で使用されるRIは放射線を出す時間が短いものを使用します。よく使用されているTc99mでは半減期(放射線の量が半分に減衰するまでの時間)は約6時間です。使用されたRI薬品は体内に蓄積されることはなく、ほとんど尿や便として体外に排出されます。

   また、2020 年11 月からPET-CT装置を導入しました。製剤メーカーから届けられるFDG薬剤(8F-FDG(18F-fluorodeoxyglucose、フルオロデオキシグルコース)といい、ブドウ糖(グルコース)によく似た薬剤です)を体内に注射し、その薬剤から放出される微量の放射線をPETカメラで検出する事で、薬剤が集まる部位を調べ、がん細胞の位置や大きさ、進行具合を特定しています。  どちらの検査も予約で行っています。