- がん診療連携拠点病院 KAGOSHIMA CITY HOSPITAL

がん診療連携拠点病院

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がん診療連携拠点病院とは

   専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の整備、患者・住民への相談支援や情報提供などの役割を担う病院として、国が定める指定要件を踏まえて都道府県が推薦したものについて、厚生労働大臣が適当と認め、指定した病院です。

   がん診療連携拠点病院には、各都道府県で中心的役割を果たす「都道府県がん診療連携拠点病院」と都道府県の各地域で中心的役割を果たす「地域がん診療連携拠点病院」があります。

   当院は2011年4月1日より「地域がん診療連携拠点病院」に指定されました。
   2020年4月1日には地域がん診療連携拠点病院のうち、診療実績が同一医療圏において最も優れ、放射線治療、緩和ケア、相談支援、医療安全などの提供体制が充実している病院として地域がん診療連携拠点病院(高度型)に指定されました。

 また、2021年4月にがんゲノム医療連携病院に指定されました。2019年6月にがん遺伝子パネル検査が保険収載されて以降、鹿児島大学病院にお願いしていたがん遺伝子パネル検査を当院でも出検出来るようになりました。がんの主な原因が遺伝子変異である以上、これからのがん診療ではゲノム医療のよるがん患者一人一人に適切な個別化治療を提供することと考えられます。
(がんゲノム診療について詳細はこちらをご覧ください)

・令和5年度がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会開催のご案内 PDF

 今後も地域におけるがん診療の拠点として、安心安全な質の高いがん診療を提供するように努めて参ります。

院内がん登録について

「院内がん登録」とは、がん診療連携拠点病院などで診断、治療されたすべてのがんに関する情報を集積・分析する仕組みです。これらの情報は国や地域の実態に応じた対策を実施することに役立ちます。また患者のプライバシーや権利が侵害されることがないよう、厳格なセキュリティ対策を実施しております。

院内がん登録は法律に基づき実施され、毎年、国立がん研究センターに氏名などの個人識別情報を削除した上で提出を行います。国立がん研究センターに提出されたデータは集計され、報告書として公表されています。

国立がん研究センターに提出した院内がん登録データ(個人識別情報削除済)は報告書作成だけでなく、定められた審査を経て、二次利用されることがあります。

(PDF:院内がん登録について

鹿児島市立病院院内がん登録実施要領

(PDF:実施要領

「がん情報サービス」について

 国立研究開発法人国立がん研究センターが運営するウェブサイト「がん情報サービス」では、患者さんやご家族を中心に広く一般の方に向けて、さまざまながんの治療や療養生活、がんの統計、医療機関などの情報がわかりやすく掲載されています。

 

 「がん情報サービス」(外部サイトへリンク)

 

がん治療の実績

予後調査(生存状況確認)についてお願い

  日本の死亡原因第1位は「がん」であり、日本人の2~3人に1人はがんになる時代です。がん対策として国は平成18年に「がん対策基本法」を施行し、それに基づき「がん対策推進基本計画」を総合的かつ計画的に推進しているところです。

  その基本計画に基づき、全国どこでもがんに対して質の高い診療を受けることができるようにがん診療連携拠点病院等の整備が進められ、平成30年4月1日現在437施設が拠点病院等として指定されています。当院も平成22年に拠点病院の指定を受けました。指定要件の1つに院内がん登録の実施があります。

  院内がん登録とは、当院を受診されたすべてのがん患者さんに対して行われた治療やその後の経過等に関する詳細な情報を、国立がん研究センターが提示した「標準登録様式」に従い、システムに登録することです。登録されたデータは国立がん研究センターで集約され、国のがん対策に活用されます。

  登録におきましては新規の情報登録はもちろんですが生存状況等の予後情報の登録も非常に重要であることから、当院も拠点病院として生存率等治療成績の評価として同意を頂きつつ予後調査(生存状況確認)を行っていきますので、ご理解とご協力をお願いします。

※予後調査とはがんで治療を受けた患者さんの退院後の経過やその後の状況などを調査するものです。

1.調査の対象となる方

 ①2010年1月以降、当院でがんの診断および初回治療を受けた方

 ②他院で診断、初回治療を受け、2010年1月以降に当院で継続治療を受けた方

 

2.調査方法

 当院の情報で生存状況が不明な場合、個人識別情報(氏名、性別、生年月日、最新住所)を国立がん研究センターに提供し、国立がん研究センターが独自のシステムで各市区町村に住民票照会を依頼し予後情報を取得します。取得されたデータは当院に報告されます。

 

3.個人情報保護について

 収集された個人識別情報は暗号化し適正かつ安全に管理されるよう万全を期しております。また国立がん研究センターでは厳重なセキュリティーの元に保管されますので個人が特定されることはありません。

(お問い合わせ先)
  予後調査に関するご質問がある方やご協力いただけない方は下記へご連絡ください。ご協力いただけない場合でも不利益が生じることは一切ありません。
 ご連絡がご連絡がない場合、同意いただいたものとして調査をすすめさせていただきます。

 鹿児島市立病院   院内がん登録室  担当

電話(代表)        099-230-7000

内線  2263

対応時間 月~金(祭日を除く) 9時~17時

都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会
がん登録部会QI研究への参加

1.参加する研究機関

   国立がん研究センターがん対策情報センターがん臨床情報部
        〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1 
        電話(代表)03-3547-5201

2.研究に参加する目的

        国のがん対策への貢献と自院のがん診療向上に努めるためです。

    がん対策基本法の目標の一つががん診療の均てん化であり、上記の機関で400以上の参加病院から提出されたデータを基に日本全国で標準診療がどれくらい普及しているのか、が研究されます。その研究結果はがん政策への基礎資料として国へ提供されます。またそれぞれの参加病院へフィードバックされ診療向上に利用されます。

 

3.提出データの内容と方法

 2016年1月以降に当院をがんで初めて受診された患者さんの院内がん登録データと診療報酬に関するDPCデータを匿名・暗号化して上記の研究機関に提出します。

4. お問い合わせ先

 本調査に関するご質問や2016年1月以降に当院をがんで初めて受診された患者さんで、研究機関へのデータ提出を希望されない場合は、提出いたしませんので下記の連絡先までご連絡ください。提出されないことで、患者さんに不利益が生じることはございません。
   なお、ご連絡がない場合はご同意いただいたものとして実施されます。

(責任者:がん治療・支援センター センター長 堀 剛)

 

 

 鹿児島市立病院   院内がん登録室  担当

電話(代表)        099-230-7000

内線  2263

対応時間 月~金(祭日を除く) 9時~17時

 

 

がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了者について

 こちら(PDF)をご覧ください。