眼科
眼科のご紹介
鹿児島市立病院眼科は昭和21(1946)年の開設以来、70年にわたって鹿児島の地域医療に貢献してきました。現在も、鹿児島県における数少ない総合病院の眼科として、前眼部から白内障、緑内障、眼底疾患、眼外傷、小児眼科など、様々な疾患を取り扱っています。
最近では眼底疾患(網膜硝子体疾患)の診断と治療に重点を置いており、網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑疾患をはじめとする多くの眼底疾患の患者さんの診療を積極的に行っています。
眼科外来は病院1階にあり、病棟は8階北病棟にあります。定期手術は月曜日から木曜日まで毎日行っています。
扱う主な疾患
網膜硝子体疾患の診断と治療を中心に診察を行っています。主な疾患として網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、黄斑疾患(黄斑前膜、黄斑円孔、中心性網膜炎、加齢黄斑変性など)が含まれます。その他、白内障、緑内障、前眼部疾患、小児眼科、ぶどう膜炎、眼外傷などを扱っています。
一般外来・専門外来
一般外来診療は月曜日から金曜日まで毎日行っています。新患(初診)および再来(再診)ともに、原則予約制となっております。
予約については、「外来診療・担当医師はこちら」をご参照ください。
外来・手術患者数
1日の外来受診者数は60~100名です。1日の平均入院患者数は約15名で、平均入院期間は約5日です。
中央手術室における年間手術件数は1,000件です。最も多い手術は白内障手術(年間約500件)で、次に網膜硝子体手術(網膜剥離手術、硝子体手術)、緑内障手術などとなっています。
外来では加齢黄斑変性や黄斑浮腫に対する抗VEGF剤の硝子体注射を年間570件ほど行っています(2023年実績)。
手術と入院について
① 白内障手術について
白内障手術は外来手術(日帰り手術)、入院手術の両方に対応して手います。
入院手術の場合、片眼だけの手術では手術当日の午前中に入院し、その日の午後に中央手術室で手術を行います。
入院期間は原則1泊2日としています。両眼の手術では、同様に入院当日午後に片方の手術を行い、翌々日にもう片方の目の手術を行います。入院期間は原則3泊4日となります。
外来(日帰り)手術の場合、当日午前中に来院いただき、中央手術室で手術を行います。
術後は回復室で少し休んだ後、帰宅していただきます。
手術後の経過をみるため、翌日および翌々日は外来受診が必要となります。
② 網膜硝子体手術について
網膜硝子体手術では基本的に手術前日に入院、翌日手術を行い、計4~7日の入院としています。
ただし、入院期間を短くしたい場合や、外来(日帰り)での手術を希望される場合は診察時にご相談下さい。
③ その他の手術について
緑内障手術は前日入院翌日手術または当日午前中入院、午後手術で、1週間前後の入院が基本です。
小児の手術(白内障、眼底疾患など)は基本的に全身麻酔で行います。
入院期間は病気の種類によって異なります。
当院では全身麻酔による手術、透析を受けながらの手術にも対応しています。
詳細については、担当医までご相談下さい。
学会認定施設など
日本眼科学会専門医制度研修施設
スタッフ紹介
氏名 | プロフィール |
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部長 |
認定医・専門等資格
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医員 |
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医員 |
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医員 |
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嘱託医 |
認定医・専門等資格
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嘱託医 |
認定医・専門等資格
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外来診察・担当医師
研修医の先生へ
当院眼科は日本眼科学会専門医制度研修施設として、複数の指導医のもと、眼科に関する基本的知識や手技・手術を学ぶのに十分な症例数を有しています。
当科が網膜硝子体疾患を専門として診療していることから、網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑部疾患などの紹介症例が多く、これに対して年間400件前後の網膜硝子体手術を行っています。白内障手術も一般的なものから難治例まで幅広く対応しています。さらに、内科などの全身疾患患者に対する眼科的管理、成育医療センターにおける未熟児網膜症診療も数多く行っています。
初期研修における眼科選択コース(最短1か月コースから)では眼科の基本的知識を学ぶとともに、初診患者問診、検査介助、手術介助、手術シミュレーションなどを通して、一般眼科診療に深く触れる機会を持つことができます。
後期研修は原則として鹿児島大学眼科における後期研修プログラムの一環として行われます。