※職種および所属、経験年数は取材時点のものです。
Q. 助産師を目指したきっかけは?
看護科の学生時代に地域の実習があり、生後10か月未満の赤ちゃんのお母さん方が、授乳や育児に対して不安を抱えているのを知りました。そこで、助産師として専門的な知識をもって、赤ちゃんやお母さん方、そして家族に寄り添ったケアができればなと思って助産師を目指しました。
Q. 助産師の業務内容はどんな感じですか?
妊婦さんの場合は、赤ちゃんの状態だったり、お母さんのお腹の張りの状態を、モニターで観察したりします。また産後の方だったら、経膣分娩だったり帝王切開後の術後管理をしたり、あとは新生児の赤ちゃんたちのケアもさせていただいています。
いろいろと学ぶことが多く、ふだんから同期と協力してまとめたりしていますが、わからないことだったり、なぜこういうことをしたのかな、っていう疑問が出ることもあります。そんな時はプリセプターの先輩や、業務で一緒になっている先輩方に質問するなどして解決しています。
Q. 助産師として業務の中で大事にしていることは?
鹿児島市立病院は特にハイリスクのお母さん方が多くこられます。いろいろなことを考えてケアしないと、赤ちゃんも安全に産まれてこないですし、お母さん方が気軽に相談できるような環境を整えてあげることで、安全な分娩につながると思います。ですので、お母さん方が不快に思われないような範囲で、話しやすい関係性がつくれるように日々頑張っています。
いろいろな疾患を抱えた患者さん方が、安心・安全に妊娠期から子育て期まで過ごせるようにケアができる助産師になりたいのと、やっぱり一番は、お母さん方に寄り添える助産師になりたいな、って思います。